6月11日

真赤に焼けた1300度の鋼と戦闘開始。雨露をしのぐだけの狭い粗末な私の鍛冶場には弟子1名が見学をする。注意点を教えながら火花を飛ばして昼迄打ち続ける。砂鉄も玉鋼も松炭も使い切れない程の在庫。本当に命を懸けた刀工を目指す弟子がいれば分け与える事も出来るがその様な弟子は皆無。名声と利益を追い続け敬神愛国を忘れた者は刀工でなくなる。午後は炭切り。