7月3日

大雨も止み一気に気温は高くなり鍛錬は老いた身にこたえるので研師さんから下研ぎが終わって帰ってきた種子島の砂鉄で造った御守り短刀の中心仕立てをする。3振りの短刀の中1振りだけを仕上げ、残った2振りは注文が有る迄保管とする。明日は休日だが山本君の弟子が修行に来たいとの事で朝の涼しい時間に指導の予定。修行は自ら求めて学べば必ず上達する。たえず向上心を持てば知らない内に職人になっているものである。最も大事な事は民族の歴史を守る刀工としての魂、そして人格の向上を磨かなければ包丁鍛冶で終わり刀の注文は来ない。