７月２７日

弟子のU君の沸かしが徐々ではあるが私の思う温度に近づきつつある。毎日毎日の繰り返しを通じ上手になる。暑くなったので熱中して倒れてはならない。午前中防人の方から矢弾つきて最後に残るは日本精神のこもる護身用の一振りと折れず、曲がらず、良く斬れる短刀の注文を受ける。今の世に武士道を歩むこの様な青年がいる事をたのもしく思い午後は古事記を学び山本定朝のはがくれを学ぶ。今は数少ない人員であるが弟子達が親方となりその弟子達に日本人の道を教え維新の日本刀造りを目指さなければならない。