1月6日

朝から雨が降り雨音を聞きながら娘のプレゼントの羽毛布団にくるまり年末年始の疲れを取り今年の弟子の育成を考える。

①弟子は一体何の為に刀鍛冶になりたいのか、その目的を忘れているのではないか?

②刀工見習として努力、工夫をしているのか?

この2点に不屈の信念を持って日夜頑張らなければ絶対に刀工になれない。遊び心では手先の器用さも生まれないし金属学も多少学ばなければ鋼造りも出来ない。私も弟子育成の為に包丁の売り上げで弟子には炭代も鋼代も無料、昼食代も無料で恵まれた環境にしてあるがそれが無になる。仕事が出来ない事は努力がない事であり、不屈の信念がない事であり、努力、工夫をしている弟子を重点的に教える考えである。明日山本刀工と一門の考え方を相談したいと思っているが出来ない者は去るのみである。